星美塗装の特徴

星美塗装は最少人数で運営

星美塗装は親方の私、星野康弘と職人の椴さん(もみさん)と2人、最少の人数で運営しています。

最少人数のメリットは以下の通りです。

  1. 工事代金のほとんどが実際の塗装工事にあてられます。
  2. 運営がスリムだから、他社同等品質でも良心価格。
  3. 1と2の結果、気目細やかなサービスのご提供が可能です。

工事代金のほとんどが実際の塗装工事にあてられる理由

それでは上記、1、2、3の解説を行います。

先ず1番最初の「工事代金のほとんどが実際の塗装工事にあてられます。」について。

塗装会社の会社規模は様々です。例えば年商100億円の戸建専門の塗装会社もあれば、私達の星美塗装のように、2人だけで運営している塗装事業者もいます。塗装工事の最小単位は1名でも可能です。この違いは何と言っても売上になりますが、その他には役割の違う様々な専門職の従業員が大勢いることです。
例えば営業マンが5名以上いるような塗装会社では、営業マン以外に営業サポートの事務員さんが2名、経理を行う事務員さんが1名、営業部の統括を行う部長さんが1名、工事管理を行う工務部門で1名、経営者が1名、職人が20名です。

この中の専門業種を分けると、営業マン・事務員さん・工事管理・経営者・職人、の5種類に分けられます。

つまり1つの工事にこれだけの業種が必要になりますが、工事は職人にしか行えません。そして「工事を行う職人に4種類の専門職がぶら下っている」事になっているのです。

更に会社規模が大きくなると、総務・人事・広報・管理職・仕入担当・商品開発などドンドン増えて行き、これらも同じように「工事を行う職人に専門職がぶら下がる」事になってしまいます。

※これは戸建塗装を専門としている事業者の仕組みです。マンション改修やゼネコン、官公庁の入札工事など大規模専門の塗装会社では違います。

塗装工事は労働集約型産業

「でも社員の人数は、工事の件数が多くあれば問題ないでしょ?」と、お思いかもしれませんが、建築塗装の場合は違います。

何故なら建築塗装は経済用語で言うところの「労働集約型産業」という、人間の労働力にほとんどを頼る産業だからです。

 

資本や機械ではなく、人間の手による仕事が多い業態の塗装工事は、一説によると農業よりも効率化が出来ない業種と言われています。例えば商品を生産する会社であれば、人に頼らず機械による効率的な生産を行ったり、生産拠点を人件費の安い海外を拠点とすることで、規模が大きくなってもそれに対抗する方法があります。

しかし、塗装工事はこういった事が全く出来ません。1軒1軒のお客様の建物での塗装工事は職人の手によるオーダーメイドになっています。

職人にぶら下っている専門職の分だけ、効率を上げて増産が出来れば問題ありませんが職人は人間です。一人が生み出す工事には限界があります。では職人を増やせば・・・更に他の専門職が必要になって来ます。

 

ここで労働集約型産業に分類されている他の業種をご紹介します。

学校教育・医療・介護・プログラマー・飲食などです。

さて、これらの業種の共通点があります。残念な事にどの業種もブラックと呼ばれる業態に該当します。

では何故、これらの業種はブラックに至ってしまうのでしょうか?実はこれにも原理があります。

労働集約型産業は規模の不経済とセット

 先程説明した「労働集約型産業」では、人の手が一つ一つを生産するため、事業規模を大きくするためには働く人を増やすことが不可欠です。事業規模の拡大が出来れば売上げも上がります。しかし「労働集約型産業」ではある人数や規模までは効率が良い(規模の経済)のですが、それ以上の規模になると「規模の不経済」という経済原理が必ずはたらきます。

規模の不経済とは、規模が小さい時には少ない経費割合で済んだものが、規模が大きくなればなるほど経費の割合が膨らみ、そのまま規模の拡大を続けていけば、破綻することを言います。

はじめは最少人数の塗装工事店でしたが、規模が大きくなるにしたがって、様々な専門職や事務所などが必要になり「規模の不経済」に突入します。

 

「21世紀にもなって、そんな経済原理に対抗出来ないはずが無い!」と、お思いかもしれませんが、現にテレビCMを行っていたほどの大手の戸建専門塗装会社の数社は、この原理で倒産・破綻しました。

また、戸建の建築塗装工事の業態では、規模の不経済が直ぐに起きてしまうため、比較的小規模の会社であっても塗装会社経営のために職人の人件費を減らさざる得ず、その結果工事のクオリティーが必ずさがります。 

戸建系の塗装会社は規模が大きくなればなる程、塗装の品質が下がってしまうことは、経済原理と過去の戸建塗装会社の歴史が証明しているのです。

具体的な数字で解説

では「工事代金のほとんどが実際の塗装工事にあてられます。」について具体的な数字でご説明します。

前述でご説明した「営業マンが5名以上いるような塗装会社」では職人以外の従業員の給与や事務所などの固定費、営業車などの維持費、消耗品などで運営費は工事代金の40%程が充てられます。更に運営費の多い会社では50%近くが工事以外に使ってしまいます。

 つまりそういった塗装会社では、工事の価値は実際の半分程度しかありません。

良く「完全自社施工!」や「自社職人だから中間マージンが発生しません。」と謳っている中堅塗装会社もありますが、実は自分達自身で塗装工事以外の運営費を生み出してしまい、「マージン」ではなく「運営費」という形に姿を変え、規模が大きくなるほど、残念ですが塗装工事の品質は必ず下がってしまいます。

 

星美塗装では最少の運営人数、私と職人の2名体制。そのため、工事代金の殆どを実際の工事に充てる事ができ、会社の運営費を極力含まず、コストパフォーマンスの高い塗装工事が可能です。

お客様から頂く工事代金の殆どが工事の費用に直結し、しいては顧客メリットの最大化を生み出しました。

これにより、メリット1の「工事代金のほとんどが実際の塗装工事にあてられます。」を実現しています。

 

次のページで、2番目の「運営がスリムだから、他社同等品質でも良心価格。」をご説明します。