横浜市金沢区Y様邸 塗り替え工事
概要
木造住宅モルタル外壁
施工箇所
外壁塗装(モルタル)
屋根塗装(スレート屋根)
付帯部塗装(破風・雨戸・雨樋・水切り・エアコンカバー・出窓屋根・庇・玄関ドア・門扉・フェンス・その他)
補修箇所(庇・水切・クラック各種・樋隠し撤去・破風鼻隠し・玄関タイル・その他)
既存状況
Yさま邸は昭和51年(1976年)竣工、今年で築47年。
1度塗替えを行っていますが、今回の工事まで20年以上が経過。そのため木部と鉄部がかなり腐食していました。
現況調査
建物の各部を塗装職人ならではの視点で調べていきます。
外観
先ずは外観です。建物外壁に大きなクラックは見られません。外壁の状態は良い感じでした。しかいガレージ周りの基礎部分にはクラックが見られました。
あと破風というか、横樋を隠している「樋隠し板」が遠目にも劣化が進んでいるように見えます。
外観 2
下から見上げると、木部の破風(樋隠し板)、窓枠下のフラワーボックスの劣化が見られます。
また、デンデン(縦樋金具)のサビがあることから、他の鉄部もサビている事が想像できます。
エアコンホースの蛇腹カバーも既に朽ちて無くなっていました。
でも、大屋根の軒天井には雨染みが見られないため、屋根の防水は良いようです。
細部の調査
樋隠しの状態があまり良くない感じです。また、窓枠下のフラワーボックスも近くで見ると、劣化が激しい状態。
また、鉄部のサビで予想したとおり、水切りなどにサビが出ています。
横浜の金沢区は海に近いため、潮風による塩害が発生しやすい地域です。
屋根まわりの調査
屋根に上るためハシゴをかけて、樋隠しを見ると、朽ちてしまっている場所がありました。ちょっと心配です。
屋根の上に出ると化粧スレートの表面は、苔や藻がかなり付着していますが、割れやクラックは無く、洗浄後に塗装で表面保護を行えば、まだまだ現役で行ける屋根だと思います。
玄関まわり
最後に玄関まわりの現調です。
こちらの玄関は北側に向いているものの、降雨時の雨水の跳ね返りなどで、木製扉の下部は劣化が進んでいました。
しかしまだ、復旧は可能です。玄関の天井には雨染みは無く、下屋根の状況も良さそうです。